いちやづ系

人生すべて付け焼き刃。テストは大抵一夜漬けになっちゃう派の新入社員が、会社の指令=資格取得に向けてぼちぼち頑張るブログです。

3日間で危険物(甲種)取得を達成した勉強法 ①教材&勉強方針・スケジュール

今月頭に受験した危険物取扱者資格試験(甲種)、直前に3日間だけがーっと勉強して、無事に合格してました!

わーい。

勉強&ブログ更新のモチベーションアップのため、まずは自分がやったこの危険物(甲種)の勉強方法を書いてみます。

 

 

ちなみに危険物(甲種)の試験問題は、

①法令;危険物に関する法令(15問)

②物化;物理学及び化学(10問)

③性消;危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(20問)

の3つのセクションに分かれてて、それぞれのセクションで6割以上正解すると合格です。

5択マークシートで、試験時間2h30min(めっちゃ余るし途中退出可)です。

私の成績(正答率)は、法令86%、物化80%、性消95%でした。

受験資格は、化学系の専攻で学部&院を卒業してるので、満たしてました。

 

まずは、教材&勉強方針スケジュールについて。

 

教材&勉強方針

一般財団法人 全国危険物安全協会のテキスト(以下の3冊)のみを使いました。

・平成27年度版 危険物取扱必携 法令編

平成27年度版 危険物取扱必携 実務編

平成27年度版 危険物取扱者試験 例題集 甲種

 

色々な参考書や問題集が出てるらしいですが、職場の先輩方に「安全協会のを地道に漏れなくやるのが良い」と言われたため、これしか手に取っていません。

他の参考書は、合格(=6割正解)を目指して、重要な部分だけを抜粋している場合が多いんだとか。

つまり他の参考書での勉強は、ポイントを把握するには便利だけど、出題範囲の全知識を網羅できず、山を張った状態になってしまう可能性があるってことですね。

それに対して安全協会の「危険物取扱必携」なら、必要な知識が漏れなく記載されているという訳です。

法律の条文そのものも載ってるしね。

まあその分、分厚くて読む気おきないし、どこが大事なのかよく解んないんですが。

 

どこを重点的に勉強したらいいかを確認するのが、「例題集」の方の役目なのかなと思います。

この例題集は、頻出問題や内容理解に役立つ問題を、各分野毎にピックアップしてあります。

分野の漏れがなく、各分野のどこが大事なのかが把握できます。

そして、正答の番号は書いてありますが、解説が一切ありません。←ここ重要!

解説の代わりに「必携」のどのページの内容に関連する問題なのか書いてあるので、ひとつひとつ自分で確認しました。

正答したものも、間違えたものも両方。

効率悪そうでしょうか?

でもこの方法だと、「例題集」でピックアップされている箇所=重要・頻出箇所を、自然と重点的に勉強できるのです。

しかも、分厚い「必携」2冊を全部読もうとすると飽きてしまって能率が悪いですが、「問題の正答を導く」という目的が明確だと、案外飽きずに読めます。

 

途中でこのことに気付いてからは、

「必携」を読まずにいきなり「例題集」を解く

→正誤確認

→「必携」で正解・不正解の根拠を確認

知らなかった知識をノートにメモ

という流れで勉強しました。

・予備知識なしで正答できる問題を確認し、見直しの対象から除外できる

・自分が覚えるべきことだけをまとめたメモを作れる

というメリットもあります。

「必携」の隅っこに一行だけ書いてあるような、ニッチな知識を確認する時間も少し取りましたが、当日・直前の見直しは基本的にこのメモだけ使いました。

 

スケジュール

実は、職場の先輩方には、試験の1ヶ月前からぼちぼち勉強した方がいいと言われてました。

私もまったくもってその通りだと思います。

が。

平日は残業があり、10月前半の土日は研修の準備に時間をとられ、全然勉強できず・・・

まあ、切羽詰まらないと集中できない系ダメ人間なので、時間とれてもやってなかった気がしますがw

そんなこんなで、試験1週間前の土日と、試験前日に全てをぶっこみました。

 

勉強は、お昼ご飯を食べた後12~13時頃に開始して、夕飯前の20~21時頃までやっていました。

勉強時間という意味では、ちょうど丸1日(24 h)くらいですね。

 

実際の日程はこんな感じ。

10/24(土) 例題集(物化)を全部解く、必携(法令)を半分読む、例題集(法令)を半分解く

10/25(日) 必携(法令部分)を残り半分パラ見する、例題集(性消)を全部解く、例題集(法令)を残り半分解く

10/31(土) 例題集の、1回目に間違えた所を全部解きなおす

11/1(日) 試験前にメモを見返す→受験本番!

 

後から思い返すと、物化の勉強をした時間と、必携を無闇に読んだだけの時間は、勿体なかったです。

高校で化学を履修してた人なら、物化はほぼ勉強いらないと思います。

「燃焼・消火の理論」という分野以外は、化学反応式が書けて、モル計算ができて、理想気体の状態方程式を使えれば、大体解けます。

物化の「燃焼・消火の理論」→性消→法令→物化の残りの順で勉強するのがおすすめ。

性消を勉強(どの物質が何類でどんな性質なのかを把握)してからの方が、法令を理解しやすいので。

早めにこつこつしっかり勉強するのが一番ですが、切羽詰まっとるんじゃー!という方がもしここを見てたら、参考にしてみて下さい。

効率よくやれば2日でとれたかも?なんて思ったり。

 

長くなったので、具体的な勉強内容は後日書こうかな。

 

ちなみに私は、甲種の免状がないと、お仕事で日々使う薬品の購入・補充ができません。

で、落ちたら仕事に支障きたす&社内で伝説になるよ!ってプレッシャーをバシバシかけられてたので、勉強時間中は結構集中できましたw

社内で何人かは落ちてるし、世間的には合格率3割で意外と低いし、やばいなー。とか思いつつ受験したので、受かってて一安心。